野生展:飼いならされない感覚と思考

21_21 DESIGN SIGHTで行われています、「野生展:飼いならされない感覚と思考」に行ってきました。
今回は、思想家で人類学者の中沢新一氏が展覧会ディレクターとなっています。
21_21 DESIGN SIGHTでは、展示によりディレクターが変わり、毎回楽しませていただいております。

建物自体も、安藤忠雄氏が設計しており、イッセイミヤケの一枚の布から始まるデザインの美術館のコンセプトに合わせ屋根が一枚に見えるように工夫されていたり、1Fにある長いスリットガラスを継ぎ目のない一枚ものを使用していたりと、とても見ごたえがあります。
ちなみに、エレベーターは建物の形に合わせ台形となっています。
当時、安藤さんがTVか何かのインタビューで日本で台形のエレベーターはここだけ、遊び心があって良いだろ。と話していました。

さて、今回の展示はサブタイトルにもなっている、人間の心の底にある、飼いならされてい感覚と思考を追求した展示です。私たち、人間に刻まれていDNAレベルでの奥底にある思考の感覚を垣間見る展示となっていると思います。

遠山孝之氏の「丸石神」から会場を始まります。縄文時代から続く古い神の形、球体に近い自然にない形を象っていてり石。神とは何か、自然には存在しないもので表現している気がします。

青木美歌「Between You and I」
ガラスの繊細な作品。菌の状態では見えないものが、キノコなどの形状でやっと僕らの目で見えるようになる。その下には見えない根っこもはっている。影もとても綺麗な作品です。


鈴木康広「始まりの庭:水の切り株、土の切り株」
この作品は、三宅一生ディレクション「XXIc.- 21世紀人」展で「はじまりの庭」という作品があり、その続編と言っていい作品です。21世紀人展の時は、中庭に、枝についた水滴が切り株に落ち波紋を作っていました。

今回、その中庭の切り株には、緑が生えてきています。室内には水滴が落ちる切り株が置いてあります。
循環する面白さ、続編と思える展示はかなり斬新で新しさを感じました。

田島征三(絵本作家、美術家)「獣の遠吠え」
未成熟のモクレンの実で、生きていた時の躍動感を表しています。群生している感じ、個が集まって力強い作品になっています。実が動き出し、迫ってくるような感覚にもなります。


会場構成は、teco(金野千恵、アリソン理恵)です。会場構成もデザインナー、建築家が毎回入っている為そこも見どころの一つです。紙テープを半球になるように垂らし大小会場に配置しています。それぞれ展示物の領域をゆるやかに作っています。

 

数点、私が気になった作品を取り上げさせていただきました。会場には、他にも多くの作品が展示されています。
自分の底にあるもの、少しでも何か感じるものがあるとは思います。

 

会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:2017年10月20日 (金) – 2018年2月 4日 (日)
URL:http://www.2121designsight.jp/program/

記事:中尾栄吉

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